結婚式や披露宴での演出のひとつにシーン別の大事なBGM選びがあります。
新郎新婦入場、乾杯、生い立ちムービーなどシーン別にBGMが異なればゲストが受ける印象は変わるものです。
好きな曲、思い出の曲をBGMとして流すのもありですが、「音楽に疎い」「自分の音楽センスが変わっている」などあれば、ぜひ曲選びのポイントを学んでみてください。
新郎新婦の入場、乾杯、花嫁の手紙などのシーン別、演出ごとにふさわしいBGMを選ぶとより感動が増すことでしょう。
BGMの選び方は新郎新婦がそのシーンに対する考え方によっても変わってきます。
結婚式・披露宴BGMを選ぶポイント
結婚式や披露宴の雰囲気を盛り上げるためのBGMの役割は重要です。
曲が異なるだけで、人が感じる印象が違うわけですから。
では、質問です!
どんな結婚式・披露宴にしたいですか?
- カジュアルな結婚式
- しっとりした結婚式
- ナチュラルな結婚式
- ポップで明るい結婚式
- ラグジュアリーな大人結婚式
ただ単に好きな曲をBGMとして使いたい!
人によっては、それが好みでしたい披露宴なのであれば好きな曲を片っ端から流すのもいいと思います。
しかし、先に「どんな結婚式・披露宴にしたいか?」を決めることでBGMを選曲するとかなり統一感のある結婚式・披露宴になります。
新郎新婦が「どのような結婚式・披露宴にしたいか」という意向に添って曲目選びをすることが大切です。
シーン別でBGMを選択する
BGM選びに迷ってしまうということであれば、披露宴の流れのシーン別にBGMを考えてみてはどうでしょうか?
迎賓シーンのBGMの選び方
披露宴会場に入場するゲストを迎えるBGMです。
当たり障りのなりBGMを選曲しましょう。ホテルのロビーに流れているようなクラシックな曲を選択すると喜ばれます。
結婚式会場によってはこのシーンのBGMは会場で流されている曲になることも多いです。
入場シーンのBGMの選び方
入場シーンは、結婚式を楽しみにしていたゲストが1番注目するシーンでもあります。
ここで、インパクトのある曲を流すことをおすすめします。
曲の始まりから20~30秒ほどにサビがくる曲がおすすめで、もしサビがこなければ編集しましょう。
乾杯シーンのBGMの選び方
乾杯は開宴の合図です。
ここは、「結婚式が始まります」という印象を与えらえる曲を選びましょう。
職場の上司などによる乾杯の発声とともに、元気で明るい曲調のBGMが披露宴会場に響きわたるような曲が理想です。
ケーキ入刀シーンのBGMの選び方
披露宴に参列しているゲストがカメラのシャッターチャンスを狙っているシーンです。
ここでも盛り上がる元気のあるポップな曲や新郎新婦の思い出の曲などから選ぶといいでしょう。
歓談シーンのBGMの選び方
ゲスト同士の会話や食事の邪魔にならないようなしっとりと落ち着いた曲調のBGMが好ましいです。
披露宴の前半でバタバタとしてしまった時間を1度ゆっくりしてもらうために、カフェやレストランで流れるような曲を選曲してみましょう。
お色直し中座シーンのBGMの選び方
中座の退場シーンは、新郎新婦がどのように退場するかによっても選曲するBGMは異なります。
新郎・新婦が家族と退場するのであれば、家族との思い出曲を、友人と退場するのであれば友人との思い出曲を流すのがいいでしょう。
お色直し入場シーンのBGMの選び方
披露宴も後半に入りますよの合図として、最初に入場したときとは異なるBGMで演出しましょう。
お色直しを和装に着替えられて入場する場合は、琴や尺八などでアレンジされた曲はもちろん、ヴァイオリンなど弦楽器を使った曲を流しても素敵な演出です。
テーブルラウンドシーンのBGMの選び方
お色直し後にゲストのテーブルを回りながらのシーンも演出する種類によってもBGMは異なります。
ゲストと写真撮影、キャンドルサービス、水やりラウンド、コットンキャンディラウンド、タイムカプセルラウンドなど演出方法は多岐に渡ります。
基本的には盛り上がるワクワクする曲調がおすすめですが、キャンドルサービスのような光の演出をする際は、ロマンチックでキラキラするイメージの曲がおすすめです。
両親への手紙シーンのBGMの選び方
感動的なシーンとして新婦から「両親への手紙」をプレゼントするシーン。
BGMで涙を誘うというよりは、新婦の手紙を際立てるような曲選びがおすすめです。
あまり歌詞のあるBGMよりは、オルゴールや洋楽の曲を流すのがいいでしょう。
花束贈呈シーンのBGMの選び方
新郎新婦がいよいよ「今までありがとう」「これからよろしくお願いします」となるシーンです。
新郎新婦が伝えたい感謝の気持ちが伝わる曲調を選びましょう。
退場シーンのBGMの選び方
最近の結婚式は、退場シーンとエンディングロール(動画)を流して結婚式を終了するというパターンが増えています。
結婚式を振り返る楽しくテンポのいい曲調にするかゲストのみなさんに「ありがとう」を伝える感動できるBGMにするか2人で話し合いましょう。
送賓シーンのBGMの選び方
披露宴がお開きとなる合図の曲です。
ゲストが帰り支度をしつつ、新郎新婦と最後に挨拶をするシーンです。
ゲストが結婚式の感想などを伝える最後の時間なので、意外と列ができてしまうシーンでもあります。アップテンポの曲を選んで、できるだけゲストがスムーズに動けるように誘導しましょう。
BGM選びを失敗させてしまう理由

実際に披露宴が始まり、BGMが流れた時に、「アレ?、このシーンにこの曲は選択ミスったな」と感じたくなければ、先輩カップルの反省点から失敗理由を見ていきましょう。
BGMを選んでいる時間的余裕がなかった
結婚式は選ばなければいけないことが多く、結婚式BGM選びが最後になってしまい、時間に余裕がなく
選曲をプランナーさんに任せてしまいました。
解決策としては、結婚式場や披露宴会場が決まったらすぐにもBGMは考えておいた方がいいですね。
結婚式直前になるとBGM選びよりも優先すべきことがたくさんでてきてしまいますからね。
あの曲をBGMとして流せばよかったと後悔
「やっぱりあの曲を入れたかった」と披露宴が終わってから後悔している。
解決策としては、曲は案外忘れてしまいます。そのため、友人の結婚式で流されていら曲などはチェックをしておくことをオススメします。
BGM選曲で譲り合いができずケンカ勃発
結婚式は選ぶことが多く、何を選ぶにもケンカになってしまった。特にBGMはお互いの好きな曲が異なったためケンカになりなかなか選曲するのに時間がかかりました。
解決策としては、ふたりのイメージを合わせることです。先に述べた結婚式・披露宴BGM選びのポイントを読み返してみてください。
結婚式のBGMとしてNG曲
WEDDINGPARKがインターネットで「結婚式のBGMでNG曲はどんなジャンル?」ということを100名の男女に調査した結果、結婚式のBGMとして1番NGなのは不倫ソングでした。
失恋ソング:18
不倫ソング:60
歌手が離婚した曲:3
新郎新婦が好きなアーティストの曲ばかり:3
ハードロックなど式にはそぐわない曲:10
その他:6
不倫ソングやいけない恋をしているソングとして、有名な曲を挙げておきましょう。
- サザンオールスターズ「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」
- 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「C.O.S.M.O.S. 〜秋桜〜」
- HY「NAO」
- HY「Song for…」
- globe「Can’t Stop Fallin’ in Love」
- JUJU「この夜をとめてよ」
- JUJU「Distance」
- 加藤ミリヤ「WHY」
- 久保田利伸「Missing」
- 宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」
BGM選びに迷った時には、オムニバスやコンピレーションアルバムを利用するのも手ですよ。